? 『地方分権と図書館』 ?
 
 
  江藤俊昭・石川眞澄・大串夏身・根本彰著
  図書館を考える勉強会編集・発行 
  1997年7月刊行 
  800円
 
 
 
 
 
 
 
『地方分権と図書館』の刊行にあたって              1p
 
T 江藤俊昭 地方分権時代の図書館の課題             3p
 
U 石川眞澄 96総選挙の結果と今後の日本政治
 
       −代議制の限界と直接民主制の意義−       19p
 
V 大串夏身 地方自治・まちづくりと図書館          43p
 
W 根本彰 地域社会と公共図書館         
 
      −地方分権の論理を越えて−            63p
 
 
 現在、地方自治や地方分権をめぐって様々な論議が各方面で行われています。公共図書館の今後を考えていく上でも大きな影響が出てくると思われます。
 そこで、図書館を考える勉強会は、公共図書館自身の今後のあり方を今日の地方自治をめぐる状況とともに考える連続学習会を企画し、「地方自治の今日的状況と公共図書館の方向」というテーマで以下のような4回の学習会を実施しました。
 
 
第1回 96年9月26日 地方分権時代の図書館の課題   (江藤俊昭)
 
第2回 96年12月6日 96総選挙の結果と今後の日本政治(石川眞澄)
 
第3回 97年2月28日 地方自治・まちづくりと図書館  (大串夏実)
 
第4回 97年4月26日 地域社会と公共図書館      (根本彰)
 
 
 本書は、この4回の連続学習会の記録です。江藤先生からは、地方分権改革の動向と住民参加・住民自治、さらに政策支援の重要な場としての図書館の役割。石川先生からは、小選挙区制における最近の政治動向と住民投票(直接民主制)の意義、そして、公平で正確な情報提供と図書館の役割。大串先生からは、図書館を住民自治の中でどう位置づけるか、また、文化基盤の形成とともに知的自由を保障する一層の努力。根本先生からは、日米の図書館の位置づけの違い、戦後の図書館の歴史、専門職的論理の再構築。このような内容を論じていただきました。
 今後の公共図書館を考える上で貴重な問題提起をいただけたと私たちは考えます。このなかには新たな問題提起などもありますが、今後の図書館活動の取り組みや理論形成の中に生かしていただきたいと思います。(「『地方分権と図書館』の刊行にあたって」から)