【記録】小川町立図書館見学記

                                    2001年9月26日

 ニューヨークで起きた痛ましい大事件に衝撃を受けてからまだ間もない9月26日(水)、日野の図書館を考える会のメンバー9名と特別参加者2名、計11名で、5月に開館したばかりの埼玉県小川町立図書館を見学してきました。 昨年の浦安市立図書館に次いで2回目の見学会、八高線に揺られてののんびりした旅でしたが、人口38,000人の紙漉で有名な小川町の素敵な図書館に参加者一同終始見とれてしまいました。10年越しの町民の夢が叶えられたと吉田館長さんからお聴きして、そのねばり強い取り組みに驚かされると共に、日野の図書館を考える会も是非こうした息の長い活動にしたいものだと思いを新たにした次第です。 以下、参加者からの一口感想を掲載します。 


道に迷い裏口から

吉田館長・係長・神原さんからお話を伺う

館内

児童室

児童室

130席の可動傾斜席ホール(収納された所)

館内

カウンター

「商い中」の看板が印象的

・街にマッチした建物できれいでした。地方の図書館は公民館機能も持った社会教育の現場という感じ。都市型にはない暖かい雰囲気が楽しかった。(K・T)

・今図書館は厳しい状況に追い込まれているが、その中で地方の方が独自性を発揮していると思った。地域の住民と図書館がつながってコミュニケーションを取る場として図書館を利用する。これもこれからの図書館の新しい形なのかも知れない。職員の粘り強い働きかけで出来た図書館、いいですね。(H・H)

・地域の特産品を生かした館内のインテリア、素敵だなあと思った。都市の図書館とはひと味違う地域に密着した図書館。目の不自由な人が町から支給されたセンサーのついた白杖をついて自分で図書館にくる。入口でブザーがなって受け付けカウンターに赤ランプがついて職員が入口まで迎えに出ていく。なんとも暖かい図書館でした。(T・K)

・図書館のまわりに見える山の連なりを背景にして、古い街並みに溶け込んだ白壁に瓦屋根。地域のコミュニティセンターとしての機能も持っているようなコーナーも各所に作られていた。入口に比例した蔵書数がどの位がよいかはわからないが、蔵書が増えたときのスペースはどうなるかなと思った。しかし、特徴的な地域の図書館としては町の人たちに利用され伸びていくだろうな、情熱を持った職員がいるのですから。(M・K)

・当初から職員として関わられていた神原さんは、日野の図書館にも何回か見学に来られるなど、小川町にとって必要な図書館の姿を求めて、実に熱心に取り組まれてこられた方です。その長年のご苦労がかなえられ本当によかったと思います。(H・I)

 

【記録】小川町立図書館見学記

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