【記録】パブリック・コメントに対する要望書

2005年10月24日付で、日野市長宛てに、パブリック・コメントに対する要望書を提出しました。

                                      2005年10月24日
日野市長
馬場弘融様
                               ライブラリー・フレンズ日野
                               (旧日野の図書館を考える会)
                                  代表 小林 卓                                            
                     要 望 書
日頃市政にご尽力いただき敬意を表します。
 さて、この度、第3次日野市行財政改革大綱中間報告案に関する当会の「要望書」に迅速にお答えいただき感謝いたします。
 私たちは、この度の「第3次日野市行財政改革大綱」は、市民の生活に直接影響する大変重要な方針と考えています。そして、こうした方針はすべての市民に開かれた形で、可能な限り多くの市民の参加によって策定されるべきと考えます。
 したがって、以下の通り、さらなる要望をお伝えしたく思います。
                    記
1.『広報 ひの』1121号では、「ご意見をお寄せください」と書いてありますが、 意見の期限についてまったく触れられていません。常に意見を求めることは大事なことですが、このプランが、スケジュールにのっとって、行われる以上、
 市民の意見を本当に生かすつもりがあるならば、意見の期限を設けるべきです。
 次号の『広報 ひの』および日野市のホームページで、意見の期限を明記することを求めます。

2. 現在の「第3次日野市行財政改革大綱中間報告案」の全文は、日野市のサイト上では確認するのが容易でないものとなっています。以下の点の改善を求めます。
 2-1 「各部会の中間報告」が全文であることを明記し、できれば全文を一括して読めるようにホームページを工夫すること。
 2-2 全文のURLを印刷物等への転記が容易な単純なものとし、『広報 ひの』などに掲載し、アクセスの便宜をはかること。

3.前回の当会の要望書への回答で、「録音版・大活字版については、申し訳ありませんが対応しておりません」としていますが、これは視覚障害者等活字文書を読むことに障害のある市民の市政への参加を軽視していると考えます。
 費用的にも、市民への重要な施策の公開という価値に照らして問題になるほどのコストではありません。
  早急に録音版・大活字版を作成し、必要とする市民に閲覧できるようにすることを求めます。

※なお、前回の回答で、「点字版については対応いたしました。中央図書館と市政図書室に設置しています」となっていますが、点字版については中央館のみに配置されており、残り19部を点訳図書を利用している図書館利用者に回覧しているというのが実情です。この点ご確認いただくとともに、7館全てで閲覧できるように要望いたします。

4.『広報 ひの』、および日野市ホームページ上の「概要」では、「中央図書館カウンター業務及び分館を単位として民間委託化を実施する」という内容がまったく読み取れません。私たちは、市民と図書館の問題を考える当会の立場から、この重大なポイントが「概要」から読み取れないのは大変問題があると考えます。
 以降の広報で、ひきつづき「第3次日野市行財政改革大綱中間報告案」について周知する中で、図書館業務の民間委託についても、明示することを求めます。

5.前回の回答では、「第3次日野市行財政改革大綱中間報告(案)に寄せられた意見・質問については、策定作業をしている4つの部会の検討を経て、まとめて公開することを考えています」とされていますが、これについては、個人情報に留意した上で、全文の公開し、閲覧を可能にすることを求めます。本来「意見の募集」とは、そうあるべきものと考えます。

この要望書に対する回答は、11月末日までに、小林宛に文書でご回答願います。    

【記録】パブリック・コメントに対する要望書

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