2001(平成13)年12月21日付で、日野市議会から東京都知事及び東京都教育長宛てに、「都立図書館再編計画」に関する意見書が提出されました。
都立多摩図書館は、昭和62年(1987年)の開館以来市町村立図書館へのパックアップ図書館として、市町村の図書館への協力貸出し、協力レファレンスなどの役割を担い、多摩地域の図書館にとって欠かせない存在となっています。しかし、今回の都立図書館の再編計画は、多摩地域の市町村立図書館に事前に意向を確認することなく進められており、多摩地域の市町村立図書館の運営に与える影響があまりに大きいことを危惧いたしますので、下記のとおり要望します。 記 1.これまでどおり、都立多摩図書館が市町村立図書館の運営を支える体制を確保し、利用者へのサービスの水準を維持すること。 2.日比谷図書館の児童資料移管に伴う多摩図書館の資料14万冊の廃棄については慎重に考慮すること。 3.都立図書館の運営は市町村立図書館や利用者に及ぼす影響が極めて大きいことに鑑み、今後は事前に意向を確認する、計画を早期に明らかにし、協議することなど協力関係を強めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成13年12月21日 日野市議会 東京都知事様 東京都教育長様 |
「都立図書館再編計画」に関する意見書