【記録】設立集会報告 暫定版

多摩地域の図書館を結び育てる会/正式発足!報告します。



さる10月12日(土)夜に、前回の失敗を踏まえて再度行われた設立総会は無事に成立しました。これにより、昨年秋以来の都立図書館再編阻止の運動は、主眼を大きく変えます。
修正・承認された会則の「目的」の項にはこう書かれました。
 (1)多摩地域の図書館が公共図書館を中心に連携協力し、市民が求める資料・情報を提供できるような仕組みを研究し、提案すること
 (2)多摩地域の公共図書館の資料の共同保管・共同利用のシステムの実現
 (3)市民と図書館職員とのよりよいパートナーシップの確立

特に、市民と職員とのパートナーシップ、協同とはどういうことなのか?、それは会活動の「方法」なのか、「目的」でもあるのか、ということについては、会場参加者同士で(昨年以来つちかってきた関係の振り返りも含めて)いいやりとりが出来たのではないかと思いました。

会の代表には、西東京市の市民で、もと保谷市立図書館長の黒子恒夫さんが推薦されました。黒子さんは壇上から「もう東京都や都立図書館を変える運動には期待できない。それよりは、都の資料を散逸させないで確実に譲り受けて保管し、市町村の図書館に流通させる仕組みを検討するべきだと思う。一方で市町村の各図書館の廃棄本の数も大量なもので、あとになってどこにもなくて困る経験がある。図書館員OBや市民による私立図書館の組織として創ることに賭けてみたい。」と力強くお話になり、大きな拍手で、代表として承認されました。

さらに、東京都の再編計画の2年目の廃棄(再活用)として、8月の児童書3万冊に続いて、9万9千冊の文学書が発表された事が、報告されました。運動の側の対策の立ち上げも待ったなし、です。立川市図書館の斎藤さんより「多摩地域から東京の図書館を考えるプロジェクト」という、我々のデポジットライブラリ検討チームの紹介があり、会場からは大きな期待と、中間公表・議論参加を早急にという反応でした。黒子代表を交えた議論が期待されます。

会が正式発足したことで、改めて以前からのメーリングリスト参加者にも入会を勧誘いたします。会参加者だけの限定メーリングリストではないので、情報はこれからもMLにも流れますが、どうぞご入会ください。来月までには、「多摩地域の学校図書館の現状や都立多摩の児童サービスを語る学習会」が予定されています。日程などいずれ発表します。

また、手嶋、守谷、中川、堀などから都立問題を大きな特集とし、発売されたばかりの「ず・ぼん8号」(ポット出版)が50部ほど寄付されました。販売し、資金源となることを希望します。会場で2000円定価のところ1500円で販売しました。まだ残部あります。ぜひどうぞ。

書きもれや過不足ががあるかもしれませんがとりあえず報告いたします。(修正・承認された「会則」、会計報告、年表などは後日、テキストを持っている担当者から順次このMLにも掲載されていくはずです。よろしく。)

【記録】設立集会報告 暫定版

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