【記録】東京都市教育長会から提出された都立図書館の運営に関する要望書

                                   平成13年12月7日 
東京都市教育委員会
 教育長 横山洋吉 殿 
                                東京都市教育長会
                                 会長  岡田行雄
 
                都立図書館の運営に関する要望書
 
 平素より多摩地域の教育行政にご協力、ご尽力いただき厚くお礼申し上げます。
 さて、本来7月に「都立図書館のあり方検討委員会」は中間まとめとして、平成14年度より都立図書館の運営について大幅な変更を行うことを明らかにしました。
 10月21日の東京都市教育長会において、東京都より「都立図書館3館の運営の効率化について」説明がなされました。説明の後、質問や要望が相次ぎこの問題の重要性が改めて浮き彫りになりました。ほとんどの教育長が大いに戸惑いを感じているところです。 つきましては、次のとおり意見を述べて要望する次第です。何卒特段のご配慮を賜りますようお願いいたします。
 なお、東京都と市との相互の信頼関係、協力関係をより一層強化するためにも、かかる重要事項については、検討段階から協議されますようお願い申し上げます。
 
                    記
 
1. 多摩地域に約385万人の都民が在住しており、全ての都の行政サービスを等しく享受できる環境が整備されてしかるべきものと思料します。広域的行政としての都の行政サービスを享受できるように最大限の努力を払うことを切に要望します。
 
2. 都立図書館と市町村立図書館との連携により、多摩地域の利用者に対するサービスの現行の水準を維持するとともに一層の充実を図られるよう要望します。
 ①市町村立図書館が用意できない高価な専門図書等は都立図書館が用意し、提供するという支援態勢を堅持されたい。
 ②専門図書等を利用状況等必要に応じて複数配置し、利用の便に支障を来さぬようにされたい。
 ③図書館機能の基本であるレファレンスサービスをより充実させるためにも、司書を含む職員配置は現状を維持されたい。

【記録】東京都市教育長会から提出された都立図書館の運営に関する要望書

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