【記録】多摩地域の図書館をむすび育てる会総会報告(要約)

「多摩むすび」の事務局長の堀です。
昨日27日夜、立川市で「多摩むすび」総会を行いました。
前回が2004年11月15日なので、約1年半ぶりの総会です。

追って記録係から詳細報告があるはずですが、かいつまんで報告しておきます。

前回の総会で、デポジットライブラリー(共同保存図書館)をになう、NPO法人をたちあげていくこと。

それは「多摩むすび」とは別組織とすること。
「多摩むすび」はNPOが立ち上がっても基本的には残すこと。
が決まっていました。
そして、NPOへの資金援助などは、NPOが立ち上がってから話そう、ということになっていました。

事務局としてはその結論を受けて、この一年半、NPO法人の準備をさまざまに進めてきました。

活動内容や組織を考えたり、法人認証に必要な「設立趣旨書」や「定款」の案を考えて東京都の窓口に相談に行きました。東京都が用意した届出書類で通りそうな感触を受けて、昨年秋からは理事になってくれる方をお願いに歩いてきました。その結果、法人化はまだですが、多様な理事メンバーによる「NPO共同保存図書館・多摩デポ」が発足できました。昨年末からは理事予定者と事務局員で月一回、検討会を続けています。

一方で、昨年に多摩の市町村立図書館長協議会は、都立除籍図書5万冊について、市町村の図書館との重複を検索する作業と、その検索結果をうけての現物の選り分けを行いました。市民ボランティアの助力を求めるということで、実際には「多摩むすび」に求めてきました。昨年9月、12月は「多摩むすび」は、その求められた作業をこなしてきました。

また、この2月には市町村立図書館長協議会のプロジェクトチームは、市町村の除籍図書を持ちよって作る共同保存図書館の創出と、その運営のNPOへの委託を内容とする報告書を発表しました。

こういう状況をふまえての、昨日の総会でした。

一年半の経過説明、会計報告、館長会の動きの説明、NPO準備の説明、NPO「多摩デポ」の紹介などのあと、事務局から以下の4点の提案を行いました。

①「多摩むすび」は会として、NPO「多摩デポ」を支援する。
②「多摩むすび」の会員は、NPO「多摩デポ」の会員になっていこう。
③「多摩むすび」の会は、NPO「多摩デポ」の設立にあたって資金カンパを行う。
  具体的には、「多摩むすび」会計の残金約49万円のうち、45万円をカンパする。
④ゆるやかな組織として、「多摩むすび」の会は残す。代表黒子恒夫、事務局長堀 渡は留任。

こういう提案です。

意見が出たのは④に関してと、関連して③です。

かいつまんで言うと、「多摩むすび」は市民と職員とが一緒にいる意義ある会である。名前だけ残して実質は消滅ということでは困る。今後も活発な活動を!というスタンスの発言が相次ぎました。

また③は妥当な金額かということも議論になりました。
収入のうち会費収入は11万円余り、大半が事務局員による原稿料などのカンパであること。デポ創出のためにたくわえた金であり、「多摩むすび」活動自体は資金がなくてはできないものではないこと。
などの説明をしました。

質疑のあと事務局の提案は、承認されました。
当面、NPO「多摩デポ」に力を集中することが了承されました。

MLに入っていない会員への連絡不足の反省、およびMLに入っていても会員になっていない方への勧誘なども課題と指摘されました。

皆さん、事務局は当面、総会で承認されたNPO「多摩デポ」の確立と拡大に力を注ぎます。

メーリングリストで、これから、このNPOをご紹介し、皆さんに参加を呼びかけていきます。
よろしくお願いします。

【記録】多摩地域の図書館をむすび育てる会総会報告(要約)

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