2003年11月21日 以下、前文の一部と本文の全部を引用。 11月12日の市町村立図書館長協議会定例会において、先の協力貸出の内容変更や今回の雑誌の問題について、各館長から「前回の提示方法について改善を求めたにもかかわらず、事前の説明も予告も何らないままに直前の一方的な通知であり、利用者への告知期間もなく、各図書館での戸惑いは増幅するばかりである。」との声が上がりました。(以上、前文の一部) 1. 昨年2月の都議会文教委員会における当時の島津生涯学習部長は答弁の中で「これまでのサービスは低下させない」と再三述べていますが、今回のケースはどのように考えるのでしょうか。明らかに都民へのサービス低下に繋がると言わざるを得ません。 2. 都立多摩図書館の設立経過の中で、多摩地区の各図書館が所蔵する雑誌等逐次刊行物のバックナンバーを提供し、多摩地区全体の中心的図書館として機能させるよう協働してきました。突然の決定と通知に当たって、このことを都立図書館としてどのように考えているので しょうか。 3. 今後都立図書館と市町村立図書館が連携・協力し、増大する図書館利用者へのサービスを更に向上・発展させていくため、それぞれの図書館がその役割を果たしていけるよう、より一層の充実を図られることを要望します。 ① 雑誌等逐次刊行物はすべての図書館が多様な雑誌の購読やバックナンバー等を充分に整備することが困難です。そのため、図書館の図書館である都立図書館がその役割を果たしてきました。今後もこの役割を継続し協力貸出の対象として位置付けていただきたい。 ② 協力貸出の内容変更の実施に際しても要望しましたが、既に決定事項として口頭での説明を受けました。今回は何ら事前協議や予告もなく実施の直前(半月前)に協力車によって通知文書が配布されました。各図書館は利用者に対して告知する期間もありません。今後このようなことが無いよう重ねて要望いたします。 ③ 都立図書館における基本的な運営方針と具体的なサービス内容に差異が見受けられるため、都立図書館の中長期的な展望と具体的 なスケジュールについて明(ら)かにされたい。 |
【記録】東京都市町村立図書館長協議会から都立中央図書館長宛に提出された「都立図書館の重複雑誌の除籍と利用停止に関する要望書」